塗装の役割と効果

『塗装』といえば、ただ色を塗って見た目を良くするためだけのものと思われがちです。確かに塗装することによる一番の効果は、見た目を良くすることに間違いありませんが、その他にも数多くの利点があります。塗装することによって生まれる役割と効果を大別して3つ挙げてみました。

物体の保護。

放置すれば当然、腐食や腐朽や劣化をする金属・木材・プラスチック・コンクリートなどの表面を塗膜によって覆い、保護することです。
防食・防湿、あるいは耐油・耐酸・耐アルカリなど、表面の抵抗力を高める役割を果たします。

物体の特性付与

塗料は魅力あるファインケミカルのひとつです。その理由は、ある物体の表面特性を塗装することで自在に変化させることが出来るからです。熱・電気などの伝導性の調節。生物の付着防止やカビの発生防止、音波、またはその他の波動の発散・反射・吸収。色による温度の変化の指示。蛍光、発光の利用。放射線の防禦など、その特性を応用して各業界の問題解決に寄与している例は少なくありません。

物体の美粧

生活の快適化、環境の美化を求めるのは現代の社会的ニーズですが、塗装はその有力な担い手です。美観は色々な手段によって実現することが出来ますが、塗装することはその色彩・光沢・模様などの効果をもって、さらには塗膜の平滑性・立体性・好感触性・連続性などの仕上がり感をもって美しい外観を演出致します。

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